山賊焼とは？
山賊焼とは、ニンニク風味の醤油ダレにつけ込んだ鶏肉を片栗粉や小麦粉をまぶして揚げた信州の郷土料理です。長野県中部を中心に昭和初期から親しまれてきました。
ポテトチップス 山賊焼味
大手菓子メーカー「カルビー」が行っているプロジェクト、47都道府県の「地元ならではの味」を開発する「♥ JPN（ラブ ジャパン）」
プロジェクトは今年で3年目。長野県では2017年度に「キムたくごはん味」、2018年度には「野沢菜漬け味」のポテトチップスが期間限定で販売されました。
そして3年目となる今年度は「山賊焼味」が長野県の地元ならではの味のポテトチップスとして選ばれました！
「安曇野産わさび味」などのアイデアもあったそうですが、お客様から「山賊焼味」に強い要望があり、お客様の声に応えるべく商品化に至ったそうです。
【商品情報】
商品名：ポテトチップス 山賊焼味
内容量：55g
エネルギー：304kcal
価格：税込130円前後
販売は2019年9月23日(月)から、長野・青森・岩手・宮城・秋田・山形・福島・新潟（8県）で数量限定&期間限定販売です。
カルビーアンテナショップでも随時、販売予定。終売予定は11月上旬だそうです。
いざ実食！
どの程度の規模で販売されているのかが分からなかったので手に入れられるか不安でしたが、普通に近くのスーパーに売っていました。
8県で販売とはいえ、こういったものは日頃から山賊焼を食べている長野県民が食べてこそ商品の完成度・再現度がわかるというもの。お昼時に長野県出身のスタッフらに声をかけて、試食会を行いました。
…香りがすごいです！
封を開けた瞬間、ニンニクのいい香りが食欲をかきたてます。そして、ニンニクの中にほのかに香る醤油の香ばしさ。匂いはかなり再現されています。さすがにお肉の香りまでは感じられませんでしたが充分、山賊焼感があります！
肝心のお味ですが………結構イケます！
口に入れた瞬間、まず最初ににんにくの風味が感じられ、その後には醤油だれの味わいとお肉の旨味が感じられます。どうやらチキンパウダーを使っているようですね。味自体もかなり山賊焼に近いです。
これは、ついつい手が伸びる味わい……本物の山賊焼同様、食べ出したら手が止まりません。
「ポテトチップス 山賊焼味」についてくわしく調べてみたところ、山賊焼に近づけるための工夫として、ポテトチップスの形状を食べ応えのある厚切りのVカットにし、ザクッとした食感にしているとのこと。
味、匂いだけでなく至るところまで山賊焼へのリスペクトを感じます。
さすがに山賊焼を食べた後のような満足感まではありませんでしたが、そこはお肉とじゃがいもの違い。「山賊焼味」のポテトチップスとしてはかなりの完成度でした！
山賊焼の味わいの再現という意味では大成功の商品なのではないかと思います！
※実は過去にも同プロジェクトで山賊焼味のポテトチップスが販売されたことがあるのですが、それは山口県の山賊焼。長野県の山賊焼とは全くの別物です。
「ポテトチップス 山賊焼味」
山賊焼の魅力がしっかりと再現されていてとても美味しかったです！
山賊焼を食べたことがある人にも無い人にも食べていただきたい一品。本物の山賊焼同様、濃いめの味付けなのでお酒のおつまみなどにもオススメです。
興味を持たれた方はこの機会に是非食べてみてはいかかでしょうか。
執筆/オンラインショップあんず
