ニンニク醤油が食欲をそそる長野県名物「山賊焼」

長野県ってどんな県?(2)

長野のこと

こんにちはオンラインショップあんずです!
前回に引き続き、今回も長野県とはどんな県なのかをご紹介いたします。

長野県は主に4つのブロックに分けられます

長野県内は、山間に川の働きなどによってできた盆地の続き具合から、4つのブロックに分けられます。

県の広域エリア紹介では、それらをさらに分けた10広域エリアで各地を紹介していますので、それにならって各地域の概略を紹介します。※各エリアの紹介文は、県の広域10地域の紹介文を参照しました。

①東信ブロック(佐久地域・上田地域)

◆佐久地域

北に浅間山、南に蓼科山、八ヶ岳を臨む豊かな自然に恵まれた地域です。千曲川沿いに広がるこの地域は、避暑地として名高い軽井沢をはじめ、多くの観光資源を有するリゾート地として親しまれてきました。

島崎藤村の詩でも知られる小諸市は、城下町で、北国街道の宿場町としても栄えました。また、佐久市は、佐久甲州街道と中山道が交わる交通の要衝でした。

高原の澄んだ空気は宇宙観測にも適しており、臼田と野辺山には観測所があります。農業では、キャベツ、レタス等の高い品質の高原野菜が特に有名です。

◆上田地域

千曲川中流部に位置する上田地域は、地形、気候ともに穏やかな地域です。上田市は、真田昌幸が築いた上田城を中心とする城下町。また、鎌倉時代に北条氏の一族が居城を置いた塩田平には、多くの古社寺があり、「信州の鎌倉」と呼ばれています。

このほかにも海野宿、和田宿などの歴史を感じさせる町並みや、別所温泉、丸子温泉郷などの温泉、菅平・湯の丸などの高原もあります。

近年では、ワイン用ぶどうの栽培が年々増加傾向で、それに伴いワイナリーの集積が徐々に進み、注目度が高まっています。

②南信ブロック(諏訪地域・上伊那地域・南信州地域)

◆諏訪地域

県内最大の湖・諏訪湖を中心に、八ヶ岳、蓼科高原、霧ヶ峰高原など変化に富んだ自然環境を備えた諏訪地域は、諏訪大社を中心に門前町や宿場町として栄えてきました。

諏訪湖畔や蓼科には温泉があり、近年では多様な美術館・博物館が集まっています。

また、諏訪地域は信州屈指の工業地域で、明治期には岡谷を中心に製糸業が発達、戦後はこれに代わって精密機械工業が発展しました。現在も岡谷市、諏訪市、茅野市など全域に電気機械、一般機械などの先端技術による産業が集積しています。

◆上伊那地域

南アルプスと中央アルプスの狭間を流れる天竜川流域の河岸段丘に、様々な都市や農村が存在している上伊那地域。

伊那市は、古くは街道の交差する交通の要衝に発達した宿場町。また、駒ヶ根市は、中央アルプスの登山口として親しまれてきました。

コヒガンザクラの名所として知られた古い城下町・高遠も名高い観光地です。天竜川河岸段丘の広大な農地を活用した稲作、畜産、果樹、花きなどの農業生産が盛んです。

◆南信州地域

県の南の玄関口に位置するのが南信州地域。飯田市と下伊那郡からなるこの地域は、穏やかな気候と南アルプスを臨む雄大な自然に恵まれた地域です。

飯田市は、小京都と呼ばれた美しい城下町。天竜川の流れが創り出した天竜峡は、景勝地として有名です。

また、新野の雪祭り、大鹿歌舞伎、遠山の霜月祭り、今田人形など、民俗芸能の宝庫です。伝統的な地場産業として水引が有名です。また、梨、柿、茶、和牛などの農産物にも恵まれています。

③中信ブロック(木曽地域・松本地域・北アルプス地域)

◆木曽地域

中央アルプスと御嶽山系に挟まれた木曽地域は、ヒノキをはじめとした美しい森林に覆われています。

この地域には、妻籠宿など、かつての中山道の宿場が昔の姿をとどめた文化遺産として保存され、多くの観光客を集めています。

また、古くから信仰を集める御嶽山、木曽馬の産地だった開田高原なども観光地として有名です。豊かな森林資源を生かした林業が古くから盛んで、木曽漆器をはじめとする数々の伝統的な木工芸も今に伝えられています。

◆松本地域

松本市を中心に、美ヶ原高原、上高地、乗鞍高原、安曇野など名だたる観光地に囲まれ、多彩な魅力を備えています。

中心都市の松本市は、古くは信濃国府が置かれ、名城・松本城のもと発達した城下町です。塩尻市は中山道と北国西街道が交差する宿場町で、その他の町村でも、個性ある地域づくりが盛んです。

工業では、県下有数の製造業の集積が見られ、ブドウ、スイカなどの果樹、ワサビ、ニジマスなど特色のある農産物にも恵まれた地域です。

◆北アルプス地域

大町市と北安曇郡からなる北アルプス地域は、かつて日本海の塩を運んだ『塩の道』でも有名。長野五輪の舞台となった白馬八方尾根など、数多くのスキー場があり、温泉や湖沼などにも恵まれ、山岳観光のメッカとして発展してきました。

中心都市の大町市は立山黒部アルペンルートの玄関口です。農林業でも、観光との連携や農産物の加工販売が盛んで、手打ちそば、おやきなど伝統的な特産品に加え、ハーブなど新たな特産品づくりが行われています。

④北信ブロック(長野地域・北信市域)

◆長野地域

千曲川と犀川が合流する善光寺平を中心に、上信越国立公園など四方の美しい山並みに囲まれた長野地域。文化財、史跡にも恵まれ、善光寺の門前町である長野市を中心に発展してきました。

そばと神社で有名な戸隠、川中島古戦場や真田十万石の城下町・松代も今は市の一部となっています。

『蔵の町』の須坂市は、古い町並みを残した城下町。千曲市は日本一の『あんずの里』。北斎と栗の町・小布施、高山温泉郷、戸倉上山田温泉、黒姫高原、野尻湖など観光スポットも盛りだくさん。

◆北信地域

県の最北部に位置する全国有数の豪雪地帯。雪国としての特性を生かして、志賀高原、野沢温泉、斑尾高原などに代表されるウィンタースポーツの基地として、また、湯田中、渋、野沢など温泉資源に恵まれた観光地として発展してきました。

土びなの里として有名な中野市は作曲家・中山晋平のふるさと。飯山市は寺院が多数並ぶ奥信濃の城下町。

産業では、仏壇、内山紙など伝統的工芸品を造る地場産業に加えて、ぶどう、リンゴなどの果樹やキノコなど生産性の高い農業が盛んです。


執筆/オンラインショップあんず