ニンニク醤油が食欲をそそる長野県名物「山賊焼」

飯田市生まれの万能調味料「ねぎだれ」は何にでも合う!

買ってきた

信州飯田名物 ねぎだれ

長野県の食を紹介するブログでありながら、煎酒(いりざけ)という長野県とは何も関係のない調味料を紹介したこともありましたが、

今回は正真正銘、長野県生まれの調味料を紹介したいと思います。

【商品情報】
商品名:信州飯田 ねぎだれ
内容量:200g
価格:税込450円
【商品説明】
南信州の家庭で愛されてきたご当地だれ。ねぎの風味とろみのしょうゆ味がいろんなものを引き立てます。

それがこちら「ねぎだれ」です。

長野駅MIDORIの「信州くらうど」さんで購入。

大正14年創業、飯田市の老舗の蔵元「丸昌稲垣」さんの商品です。

ねぎだれとは? 長野県飯田市生まれのご当地だれです。各家庭によって味は異なるのですが、刻みネギをしょうゆに漬けるという点は共通。飯田ではおでんにねぎだれをかけるのが定番なんだとか。

分かりやすいように逆光で撮ってみました。中にネギが大量に入っているのが分かると思います。

色は醤油よりも少し薄く、ポン酢に近いです。

香りもポン酢寄り。ネギの風味と少し酸っぱい香りがします。

醤油よりも少しとろみがあります。これはネギを切った時に出てくるネバネバした成分「フルクタン」によるものだと思われます。

ねぎだれで食べてみる

早速いろいろなものにかけて食べてみたいと思います!

おでん

飯田市の飲食店「丸現」さんが、ネギ好きのお客さんのために、刻んだネギをおでんに乗せて提供したのがねぎだれの発祥とのこと。

以来、飯田ではおでんに味噌やカラシではなく、ねぎだれをかけるのが定番になったそうです。

というわけでまずはおでんで試してみたいと思います。

作るのは大変だったので、スーパーでレトルトのおでんを買ってきました。

つゆとねぎだれが混ざるのは良くないかなと思ったので、具だけをお皿によそり、

ねぎだれをかけました。(ねぎだれはつけるのではなく、かけるのが一般的だそうです)

うーん、見た目の違和感がすごいです。すごくしょっぱそう笑。

おそるおそる食べてみたところ……

おでんに合う!

個人的におでんには何もつけない派ですが、これはアリですね。

特にちくわとこんにゃくとの相性が良いです。このふたつはねぎだれをかけた方が断然美味しいですね。

大根は元々味が染みやすい具材なだけあって、ねぎだれをかけたらかなりしょっぱくなってしまいました。

しかし、上からつゆをかけたらちょうど良い濃さになりました。どうやらつゆとねぎだれは混ざってもいいみたいですね。

おでんはコロッケやシチューなどと並び、ご飯のおかずになるかならないかで、しばしば議論が交わされる料理ではありますが、

ねぎだれをかけるとどの具材も全体的に味が濃くなるので、これならおかずにならない派の人もおでんをおかずにご飯が食べられると思いました。

おでんのつゆの味によって、ねぎだれとの相性は変わるかもしれません。今回使ったおでんは塩味ベースでしたが、甘めのつゆとの相性も悪くはないと思います。

冷奴

お次は冷奴。

合わないわけがない

もう普通に美味しいです。相性抜群。

冷奴にネギはつきものですが、ねぎだれは最初からネギが入っているので、ネギを刻んで乗せる手間がいらないのもすごくいいです。

冷奴はシンプルな分、おでんよりもねぎだれの味がよく分かりますね。

醤油よりも少し酸っぱく、ポン酢よりも少ししょっぱい……

味のイメージとしては酢醤油が近いかもしれません。

そこにネギの風味・甘味・食感が合わさり、シンプルでありながらとても味わい深いものになっています。

ねぎだれ……クセの強い調味料かと思いきや、逆に合わない料理を探す方が難しいかもしれません。

山賊焼

当店で販売している山賊焼にも合いそうだったのでかけてみました。

写真映えを優先するあまり、かけすぎてちょっとしょっぱくなってしまいましたが、

まぁ美味い!

本当になんでも合いますねコレ。

なんかいつも食べてる山賊焼がやけに美味しく感じました。ねぎだれが素材の旨味を引き出してくれているのでしょうか???

また、醤油と違ってとろみがあるのも、ねぎだれの利点だと気づきました。

冷奴の時も思いましたが、とろみがあることで料理にうまく乗る(馴染む)んですよね。

これならサラダのドレッシングとしても使えると思います。

ねぎだれってもしかすると醤油よりも万能なのでは……?

まとめ

ねぎだれは何にでも合う万能調味料!

想像していたよりも、かなり幅広く使えて万人ウケする味でした。

写真を撮り忘れたので、今回の記事には載せませんでしたが、納豆や卵かけご飯、目玉焼きなどにかけても美味しかったです。

普段、醤油をかけているものなら、ねぎだれとも問題なく合いそうですね。

丸昌稲垣さんによると、ねぎだれは焼き茄子・餃子・天ぷらにかけたり、チャーハンや焼きそばの味付けとしてもオススメだそうです。

唯一気になったのがねぎだれのネギの量ですね。大量に入っているように見えましたが、実際に食べてみると、もっと多くてもいいかなという感じでした。

おそらくネギを入れすぎるとビンから出にくくなってしまうので、このぐらいの量なのだと思われます。

ネギ好きの人は自分でネギを刻んで追加するのもアリかもしれません。

今回紹介したねぎだれは長野県内のスーパー・お土産屋さんの他、丸昌稲垣さんのオンラインショップでも購入することができます。

また、ねぎだれは自分で作ることもできます。(実際に飯田市の方は各家庭で作るそうです)

自分で作りたい方はネットのレシピを参考に作ってみてはいかがでしょうか。

興味のある方は是非一度、ねぎだれをお試しあれ!


執筆/オンラインショップあんず