ニンニク醤油が食欲をそそる長野県名物「山賊焼」

くるみそばについて(1)

食べてきた

くるみそば?

↑以前、千曲市のお店でおしぼりそばを食べた際、同行者が「くるみそば」を食べていました。

そのくるみそばは、普通のそばつゆにすり下ろしたくるみを入れて食べるというものだったのですが、個人的に、くるみそばは胡麻味噌のような少し甘味のある味噌味だと思っていたので、少々違和感を感じました。

くるみそばの本場へ

そこで今回はその違和感を解消するため、日本一のくるみの里といわれる長野県東御市へ向かいました。本場で確認してみよう、というわけです。

旧北国街道の宿場だった東御市の海野宿には、重要伝統的建造物群保存地区に指定されるほどの町並みが今なお残っています。どうせならそこで食べようということで、「かじや」というおそば屋さんに入り、くるみそばを注文しました。

しばらくして運ばれてきたのは、せいろに入ったそばと、小皿に入ったくるみ入りの味噌(と、なぜか椎茸の煮物)、そば猪口、そば湯でした。そば猪口にそば湯を入れ、くるみ味噌を溶き、それを付け汁として食べるのだそうです。

本場のくるみそばを食べた感想

食べてみると、味噌とくるみの風味が程よくそばと絡み、甘くない味付けと相まって、すっきりした素朴なおいしさでした。もっとこってりした味をイメージしていたので、ちょっと意外でした。

今回は、訪れた時期が観光シーズンではなかったため訪れる人がさほど多くなく、おそば屋さんの昔ながらの食堂という雰囲気も良好で、まったりとした宿場情緒を楽しむことができました。

ただ、くるみそばについて改めて調べると、当初抱いたイメージに近いくるみそばもありそうなので、引き続き追いかけてみようと思います。


執筆/オンラインショップあんず