こんにちはオンラインショップあんずです!
今回は作ってはみたけれど失敗してしまったボツ料理をご紹介。
長野県の特産品で創作料理を作りたい
当店では長野県の特産品を通販で販売しているかたわら、長野県の特産品の”食べ方”についても、日々模索しています。
今回作ってみたのは「鞍掛豆のとろろそばパスタ」。余っていたそばと長芋と鞍掛豆を使って作りましたが、あまり出来が良くありませんでした。お蔵入りにするのももったいないので失敗例としてご紹介します。
調理開始
まずは鞍掛豆から。販売する際の1袋分(500g)に満たなかった昨シーズンの豆が余っていたのでそれを使用。
鞍掛豆とは? 青大豆の一種で、種皮の模様が馬に鞍をかけたような模様に見えるため、鞍掛豆と呼ばれています。また、海苔のような風味から「海苔豆(のりまめ)」と呼ばれることも。長野県小海町の特産品です。
まず最初に水に浸けて戻します。↑上の画像は水に浸けてすぐのものです。実よりも皮の方が先に吸水するので、こんな状態になっています。なんだか魚の卵みたいで面白いですね。
一晩浸けて完全に吸水が終わった鞍掛豆がこちら。1.5倍近くに膨らんでいます。
それを20分ほど茹でたものがこちら。さらにふっくらと膨らみました。鞍掛豆はこれで準備完了。
お次は長芋をすりおろしてとろろを作ります。
信州飯綱高原産の長芋 海抜1000mの信州飯綱高原で採れた長芋は、他地域の長芋に比べてアクが少なく、味の濃い長芋に育ちます。
そこに鞍掛豆を投入して「鞍掛豆とろろ」が完成!(なんだそれ)
次はそばを茹でます。
今回はそばパスタにするので、茹であがったそばを冷水で締めた後、油をひいて焼きます。
十割そば そばはパスタやラーメンの麺の代わりに使ってもいい仕事をします。特に十割そばはそば粉100%なだけあって味と風味が強く、少し変わったパスタやラーメンを味わうことができ、オススメです。
少しくっついてしまいましたがまぁよし。
そこに鞍掛豆とろろをかけて、
「鞍掛豆のとろろそばパスタ」の完成です!
イメージはもちろん「とろろそば」ですが、鞍掛豆を入れた理由としては、鞍掛豆は海苔の風味がするので、きざみ海苔の役割を果たすのではないかという思惑があります。
見た目は悪いですが、問題は味です。果たして美味しくできたのかどうか……?
食べてみる
そばつゆをかけていただきます。
一口食べてみたところ……うん、別にまずくはない。
そば・長芋・鞍掛豆、どれもシンプルに調理し、素材そのものの味を生かしているので、まずくなるはずがないんですよね。ただ、びっくりするほど美味しいかと聞かれると……
味はまぁまぁ良いですが、そばパスタととろろの温度差が良くなかったです。そばパスタは焼きたてで熱々なのに、とろろが冷たくて……結果双方とも嫌なヌルさになってしまいました。
あと鞍掛豆がフォークでも箸でもうまくすくえず、食べにくいのもよくなかったです。
その後……
やっぱりヌルいのが気になるので、とろろごと焼いてみることに。
とろろが固まってチヂミみたいになりました。こっちの方が一体感があって食べやすく、味も美味しかったです。
まとめ
チヂミの方はそこそこ美味しかったので、後は見た目を良くすればいけるかも?
というわけで創作料理の失敗例でした。また機会があればリベンジしたいです。
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執筆/オンラインショップあんず