ニンニク醤油が食欲をそそる長野県名物「山賊焼」

紫花豆で煮豆以外の料理を作りたい!

作ってみた

煮豆ばかりで飽きた

当店でも販売している「紫花豆」
毎年多くの方にご注文をいただいているお豆なのですが、最近お客様より煮豆以外の花豆料理は何かないの?とよく聞かれます。

年がら年中食べるものではないにしろ、いつも煮豆では確かに飽きてしまいますよね。

そこで今回は花豆のレシピを考えてみることに!

同じ煮豆にはなってしまいますが、普通の甘煮に飽きたという方には花豆のコーヒー煮もオススメです。飽きのこない爽やかな甘さで、甘煮とはまた違った味わいを楽しむことができますよ。

いざレシピ作り

とは言ってもそこまで大掛かりなものは作れないので、簡単に作れそうなレシピを模索していきたいと思います。

材料はこちら。左から市販のピザソース、チーズ、ベーコンです。花豆のホクホクとした食感がジャガイモに似ているなぁと前々から思っていたのでジャガイモっぽく食べてみます。

早速調理開始!

耐熱容器に茹でた花豆を敷き詰め、

その上にベーコン、

チーズ、

ピザソースをかけて、

オーブントースターへ!(他のスタッフに言われて気付きましたが、チーズとピザソースの重ね順が逆になってました……)

〜5分後〜
見た目がよくわからないことに……

ほじくり返してみると中からアツアツの花豆が! 普通においしそう!

実食!

食べてみたところ…………花豆に味が全くついていない! 全体の味としては普通にピザ系の味で美味しいのですが、花豆に味が全く馴染んでないです。同じ皿に乗っているのに別々に食べているかのよう。これはダメですね…………

もう一度作り直し

反省をもとにレシピを改善してみることに。花豆の味の薄さが気になったので、今回は花豆に下味をつけてみようと思います。

油をひいたフライパンでベーコンと赤唐辛子を炒め、

そこに花豆を投入。塩胡椒も加えてしっかりと花豆に下味をつけます。

下味をつけた花豆を耐熱容器に入れ、

ピザソースとチーズをかけて、オーブントースターへ!(今回は順番もバッチリです)

さっきよりも長めの10分後…………おいしそうな見た目に!

これは期待できそう……

実食!

食べてみたところ…………さっきよりはマシだけど……やっぱり花豆の味が薄い!

フライパンで炒めた際にかなり塩も多めに振ったんですけどそれでもまだ薄いです……全体の味としては普通に美味しいんですけどね。

花豆に味がつかない問題、いったいどうすればいいのか…………

今度はお好み焼き風に

もっと濃い味付けを目指して、花豆にソースとマヨネーズ、かつお節をふりかけ、お好み焼き風の味付けにしてオーブントースターで焼いてみました。

見た目はとてもおいしそう! 果たしてお味は…………

まんまお好み焼きですね! それ以上でもそれ以下でもないです。意外とお好み焼きの味付けが花豆にマッチして、さっきのピザよりも相性はいいです。

肝心の花豆の馴染み具合は…………味の相性がいい分、さっきよりはマシです! しかし、まだ薄いような気がしないでもないです。

後日、リベンジ

これまでの反省を生かし、後日リベンジして作ったものがこちらです。写真はこれだけしか撮ってないので調理過程の写真はないのですが……

まず味を染み込ませるために、ゆであがった花豆に爪楊枝で穴を5カ所あけました。そしてその上からケチャップと胡椒をかけ、しばらく冷蔵庫で放置。その後、チーズを振りかけてオーブントースターで焼き上げました。

これが花豆にしっかりと味が染みて普通に美味しかったです!

爪楊枝で穴だらけになった花豆も、調理後は見た目にもそんなに違和感がなく、口に入れても全く気になりませんでした。

この方法はアリなんじゃないでしょうか。

まとめ

今回やってみてわかったことは、花豆はとにかく味が染み込みにくいということ! 他の豆よりも粒が大きく、それでいて皮も固いのでとにかく味が付けづらいです。

煮豆のように煮てしまえばいいのですが、今回のように煮る以外の調理法だと、味を付けるうえで一工夫加える必要がありそうです。

今回はレシピの開発というよりかは、花豆にいかに味を付けるかの話になってしまったので、レシピに関しては今後も模索していきたいと思います。

今回の記事が花豆料理を作るうえで少しでも参考になれば幸いです。
ご拝読ありがとうございました。


執筆/オンラインショップあんず