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田ぐちさんの「ほうば巻」

買ってきた

こんにちはオンラインショップあんずです!
今回は長野県木曽地域の郷土食をご紹介いたします。

長野県木曽地域に伝わる郷土食「ほうば巻」

御菓子司 田ぐち

先日、木曽方面に出かけた際に立ち寄った和菓子屋「田ぐち」さんで、ほうば巻を買ったのでご紹介。

御菓子司 田ぐち
〒397-0001
長野県木曽郡木曽町福島5283

来店した際には、ほうば巻目当てのお客さんで行列ができていました。

ほうば巻

こちらが田ぐちさんで買ったほうば巻です。価格はひとつ170円。

ほうば巻とは? 練った米粉にあんこを入れ、それを朴の木の若葉で包んで蒸したもの。木曽地域に古くから伝わる伝統的な郷土食で、長野県の無形民俗文化財にも指定されています。

もともとは柏餅のように端午の節句の祝い餅として食べられていました。木曽地域には柏の木がないため、代わりに朴の木の葉が使われるようになったのだとか。

ほうば巻が入っていた紙袋がなかなかインパクトのあるデザインで面白かったです。文字がかなり独特で読みにくいですが、「木曽の風物 ほうば巻 田ぐち」と書かれています。

ほうば? ほおば? ほうば巻に使われている朴葉は本来であれば「ほおば」と読みます。しかし木曽地域では古くから「ほうば」と称されており、その読み方が現代にも受け継がれています。一説には包む葉ということで(ほうば)と読んだのではないかと言われています。

開いてみる

それではほうば巻を開いてみたいと思います。

オープン! ……葉っぱデカ!! 予想以上の大きさにびっくりです。測ってみたところ30cm以上ありました。

ちなみに朴葉も柏の葉と同じく食べ物を腐りにくくする効果があります。

割ってみると中身はこんな感じです。つぶあんがぎっしりと入っています。

ちなみに田ぐちさんのほうば巻は何種類かあり、今回買ったのは生地にそば粉が使われている、そばタイプのほうば巻です。

田ぐちさんには他に「みそくるみ」や「こしあん」タイプのほうば巻もあるそうです。

いざ実食!

まず匂いがすごいです! 巻かれていただけあって、朴の葉の独特な匂いが餅にもしっかりと移っています。柏餅も柏の葉の匂いが付いていますが、こちらの方がもっと匂いが強いです。

食べてみると、生地はもちもちと、あんは甘みを抑えた上品な味わいで、とても美味しかったです。

まとめ

「田ぐちさんのほうば巻」
野趣に富んだ独特な風味が魅力。木曽地域ならではの素敵な郷土食でした。

田ぐちさんのほうば巻は、5月中旬〜7月下旬までの期間限定商品とのことです。

皆様も木曽地域へ行かれる機会がありましたら食べてみてはいかがでしょうか。田ぐちさんではほうば巻の他にも、そば饅頭や栗子餅などのお菓子が人気です。興味のある方はそちらも是非。

お店の近くには昔ながらの伝統ある町並みが広がっていて、とても綺麗。観光で訪れるのもオススメです。


執筆/オンラインショップあんず