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そば処紹介「飯山駅前よってかし おんと」

食べてきた

こんにちはオンラインショップあんずです!
今回はおいしい富倉そばをいただけるそば処をご紹介いたします。

駅近で富倉そばを味わえる「飯山駅前よってかし おんと」さん

先日飯山に訪れた際、富倉そばが食べたくなり、近場で食べれそうなお店を探したところ、こちらのおそば屋さんを見つけました。

「飯山駅前よってかし おんと」
〒389-2253 長野県飯山市飯山773
営業時間 11:30~14:00/17:30~20:30
定休日 月曜日

名前のとおり飯山駅前にお店を構えています。飯山駅から徒歩2〜3分とアクセスは良好です。

ちなみに店名の「よってかし」とは長野県の方言で「寄って行ってください」という意味。「おんと」「お座り」という意味です。

なので店名を直訳すると「寄って行ってお座りください」という意味になります。なんだか素敵な店名ですね。

ということで店名のとおり、「飯山駅前よってかし おんと」さんに寄ってみました。

メニューはこんな感じです。
目当ての「富倉そば(ざるそば)」と興味本位で「笹寿司」を注文しました。

そばができるのを待っている間、ふと振り返ると壁に大きなオヤマボクチ(雄山火口)の葉が。

初めて見ましたがこんなに大きいんですね。富倉そばへの期待がさらに高まります。

富倉そばとは? 長野県飯山市富倉に伝わるそば。つなぎに小麦粉ではなくオヤマボクチを使うのが特徴で、十割そばにも匹敵する香りの良さとコシの強さが魅力。以前は交通の不便な地域でしか食べることができなかったため、「幻のそば」と呼ばれていました。

オヤマボクチ(雄山火口)とは? キク科の多年草で山ごぼうの一種。そばのつなぎに使われるようになった経緯ははっきりとしていませんが、小麦が取れない地域でよく使われていたため、もともとは小麦の代用としてつなぎに使われ始めたのではないかと言われています。

富倉そばと同じくオヤマボクチをつなぎに使った「須賀川そば」というおそばもあります。

いざ実食!!

富倉そば(ざるそば)

そんなに待たずにそばが到着。思っていたよりも角のある太麺のそばです。こういうそばはまさにお店で食べるそばって感じでテンションが上がります。

一口食べてコシの強さにびっくり! 久しぶりにこんなにコシの強いそばを食べました。見た目通りの強さです。地元の人は富倉そばのコシの強さに慣れてしまって普通のそばでは物足りなくなるとのことですが、確かに納得。

そしてなんか麺がツルツルしていますね。コシの強いそばって若干ボソボソとしているイメージだったのですが、このそばはコシの強さとツルツルが両立していて、とてもおいしい! 喉越しもかなり良いです!

もちろんそばの香りもしっかりと感じられました。

そばつゆはどちらかというと辛口でしょうか。個人的に甘口よりも辛口派なので、より富倉そばを楽しむことができました。そば湯もとてもおいしかったです。

並盛りだと少なかったかなと思ったのですが、食べ終わってみるとかなりの満足感でした。

なんとこちらの「飯山駅前よってかし おんと」さん。聞くところによると、そばの打ち手が複数人いて、日によって出てくるそばが変わるとのこと。(細麺の場合もあるそうです)

どの方も一流のそば打ちの方には違いないでしょうが、通いつめてみて、その日その日のそばの違いを楽しむのもアリかもしれませんね。

笹寿司

お次は笹寿司をいただきます。

思っていたよりも大きい! そばの後にデザート感覚でいただこうと思っていたのですが、結構なサイズ感です。

しかし食べてみると、かなりさっぱりとしていてペロリと平らげてしまいました。

あっさりとした酢飯と甘く味付けされた山菜の相性がいいですね。見た目の素朴さとは逆に、子供受けしそうな一品です。おやつにいいかもしれないです。

笹寿司とは? 笹の葉に酢飯と山菜などの具材を乗せた長野県の北信地方に伝わる郷土料理のひとつ。戦国武将の上杉謙信が川中島の戦いに出陣する際、富倉地区の人々が謙信に笹寿司を野戦食として献上したことから「謙信寿司」とも呼ばれています。現在では主にお祭りや祝い事の際に笹寿司を食べるそうです。

ちなみに笹寿司は長野県の「無形民俗文化財」にも指定されています。以前紹介した早そばと同じですね。

また、後で調べて知りましたが「飯山駅前よってかし おんと」さんはおむすびも人気みたいです。先ほどのメニューにも「世界一の塩むすび」というメニューがありましたね。

飯山市は米の産地としても有名で、なんでも2015年に米食味分析鑑定コンクールで金賞を受賞したお米を使っているんだとか。笹寿司の酢飯にもこのお米が使われているのかもしれません。

まとめ

「飯山駅前よってかし おんと」
駅から歩いてすぐ! 本格的な富倉そばが楽しめる! 日によって変わるそばを目当てに何度でも通いたくなるそば処でした。

今回は昼に訪れたため富倉そばと笹寿司をいただきましたが、「飯山駅前よってかし おんと」さんは夜は居酒屋になるそうです。地元の野菜や特産品を生かした一品料理をつまみに、「水尾」や「北光正宗」などの地酒を楽しめるそう。

昼に行くか夜に行くか……悩みどころですね(笑) また飯山に行ったら寄りたいと思います!

興味のわいた方は是非「飯山駅前よってかし おんと」さんによってかしおんと!


執筆/オンラインショップあんず