ニンニク醤油が食欲をそそる長野県名物「山賊焼」

根曲がり竹やりんごなど、ちょっと変わっためずらしいおやきを買ってきました。

買ってきた

こんにちはオンラインショップあんずです!
今回は道の駅で見つけたちょっとめずらしいおやきをご紹介いたします。

おやきの具は多種多様!

長野県の名物のひとつ「おやき」。小麦粉の皮に具を包み、ふっくらと焼き上げた郷土料理です。

具にはヘルシーな野菜や山菜がよく使われます。定番の具は「ナス・野沢菜・切り干し大根」などですが、おやきの具はとても自由度が高く、地域やお店・各家庭によっていろんな種類があるので、時にめずらしいおやきに出会えるのが面白いところです。

というわけで、先日訪れた「道の駅ふるさと豊田」「ナス・りんご・根曲がり竹」のおやきを買ってきたのでご紹介いたします。

りんごと根曲がり竹のおやきは初めて見かけたので買ってみました。比較用に定番のおやきも食べたかったのでナスのおやきも合わせて買いました。

ナスのおやき

まずはド定番、ナスのおやきです。

ド定番といっても、お店や各ご家庭によって、ナスを丸ごと入れたり、刻んで入れたりといった違いがあるのも面白いところ。今回のナスのおやきは刻んであるタイプでした。

うん、普通に美味しい! 味噌が薄すぎず濃すぎない味付けで、ちょうどいいです。皮は蒸しパンのようなふわふわ食感でした。

個人的にナスは苦手なのですが、このナスのおやきはとても美味しかったです。

りんごのおやき

お次はりんごのおやき。見た目はおやきというよりもパンに近い感じです。

食べてみたところ……食感もパンに近い! これ、おやきというよりもパンなのでは……と思ってしまいましたが、おやきは具だけでなく皮もいろんな種類があるのでそこはご愛嬌。小麦粉の皮に何かしらの具が包まれていたらそれはもうおやきなのです。

味自体は普通に美味しいです! 甘みと酸味のバランスの良いジューシーなりんごの甘煮が入っていてとても満足感がありました。おやつ感覚のおやきですね。

根曲がり竹のおやき

最後は根曲がり竹のおやき。おやきの具としてはかなりめずらしいんじゃないでしょうか。

おやきを半分に割ってみると、根曲がり竹以外にもいろんな具材がぎっしり! 「えのき/人参/りんご/とうもろこし/グリンピース」が入っているみたいです。めちゃくちゃ具沢山!

一口食べただけで、いろんな具材の旨みが口いっぱいに広がってとても満足感があります!

味付けにはコチュジャンも使われており、後からくる辛味がいいアクセントです。もちろん根曲がり竹のコリコリシャキシャキとした食感もしっかりと感じられました。

これはもう本当に美味しかったです! ここ最近食べたおやきの中だと一番の美味しさと驚きでした。

根曲がり竹とは? 笹の一種で正式名称を「チシマザサ」といいます。稈(かん)と呼ばれる茎の部分が弓状に曲がっていることから「根曲がり竹」と呼ばれています。

長野県では根曲がり竹が採れる5月〜6月頃にかけて、根曲がり竹と鯖缶の味噌汁(通称サバタケ汁)が郷土料理としてよく食べられています。
信州の郷土料理「根曲がり竹と鯖缶の味噌汁」 | あんずのブログ

まとめ

おやきの可能性は無限大

改めておやきという郷土料理の奥深さに気づかされました。自由度が高いからこそ、地域やお店・各家庭によって異なったものが出来上がる面白さ。料理としての幅の広さはまさに無限大だなと思いました。

まためずらしいおやきを見つけたら紹介したいです。皆様も是非、機会がありましたら自分好みのおやきを探してみてはいかがでしょうか。簡単に作れる料理なので、自分好みの具を入れたオリジナルのおやきを作ってみるのも面白そうです。


執筆/オンラインショップあんず