こんにちはオンラインショップあんずです!
今回は少し変わった麺つゆをご紹介します。
江戸伝統の麺つゆ「煮ぬき汁」
今では麺つゆといえば醤油味が一般的ですが、江戸時代中期、醤油がまだまだ高価で庶民には手が届かなかった頃……
庶民は味噌を煮詰めて作る味噌味の麺つゆ「煮貫(にぬき)」でそばやうどんを食していました。
煮貫の作り方は1643年発行:日本最古の料理書といわれている『料理物語』に下記の通り記載されています。
「煮貫」は、味噌五合、水一升五合、かつほ二ふし入せんじ、ふくろに入たれ候、汲返し汲返三辺こしてよし。
このレシピをもとに……江戸の「食」と「伝統」を今日に伝える。を信条に「江戸食」(スローフード)を提供する「銀座三河屋」さんが当時の煮貫を「煮ぬき汁」として再現しました。
それがこちら↓
【商品情報】
商品名:煮ぬき汁
内容量:300ml
価格:700円(税抜)
そばやうどん以外にも、鍋物全般、大根や里芋、鯖の味噌煮、ぬた等にもお使いいただけるそうです。
ネットから注文したところ、きれいに包装されて届きました。
この煮ぬき汁は2倍濃縮タイプということですので、煮ぬき汁と水を1:1でそばちょこに割り入れました。醤油味のそばつゆと違い、サラサラとした感じではなく少しとろみがある感じですね。
それではこの煮ぬき汁で昔ながらのそばを味わってみたいと思います!
食べてみた感想
……これはかなりイケますね!
実は以前、社内で長野県の郷土料理「サバタケ汁(根曲がり竹と鯖缶で作る味噌汁)」を少し濃いめの味付けに作って、それをそばのつけ汁として食べたことがあり……
その時は味噌味の麺つゆも意外と悪くないという評価だったのですが、この煮ぬき汁は、麺つゆ用に作られているだけあって、そばによく合う味噌仕立てで、とても美味しいです!
醤油味の麺つゆと違ってキリリとしたしょっぱさではなく、まろやかで奥深いしょっぱさですね。
食べていて一番気に入ったのがわさびとの相性。煮ぬき汁とわさびがめちゃくちゃ合います!
醤油味の麺つゆにわさびを入れた時とは違い、すごくマイルドで深みのある辛さになり、病みつきの美味しさでした。
一緒に食べていたスタッフのみなさんも高評価。おしぼりそばも味噌味のつゆで食べるので、「煮抜き汁にも大根のおろし汁を入れて食べるといいかも」という意見も出ました。
個人的には、そばを食べている時って結構一辺倒な味に飽きてきたりもするので、醤油味と味噌味の麺つゆを二つ用意して、食べ比べしながら食べてみるのもアリなんじゃないかと思いました。
まとめ
「煮ぬき汁」
『これからは麺つゆにもこだわってみよう』と思わされた一品。リピート間違いなしの美味しさでした!
お好みで、ねぎ・胡麻・大葉・みょうがなどを添えていただくと一層風味が増して美味しくなるそうなので、次食べる時は試してみたいです。
今回ご紹介した商品、「煮ぬき汁」は銀座三河屋さんの公式ホームページからお買い求めいただけます。
銀座三河屋さんの公式ホームページでは煮ぬき汁を使った美味しいレシピも紹介されてますよ。→煮ぬき汁レシピ
興味を持たれた方はこの機会にぜひお取り寄せしてみてはいかかでしょうか。いつもの麺つゆもいいですが、たまには一味違う江戸伝統の味噌麺つゆで江戸時代気分を味わってみるのもいいかもしれません。
執筆/オンラインショップあんず