今回で5回目となる長野県のご当地カレー紹介。今回は長野県名物の野沢菜漬を使った「野沢菜キーマカレー」をご紹介いたします。
これまでに紹介したご当地カレーはこちらから。
野沢菜キーマカレー
というわけで今回紹介するのがこちら、「野沢菜キーマカレー」です。
価格は税込670円。「道の駅 花の駅・千曲川」で購入しました。
どんなレトルトカレーなのか簡単に説明すると、
長野県飯山市にある老舗の野沢菜漬専門店「みずほ食品」さんと、同じく飯山市にお店を構えるカレー専門店「カフェ・ペンティクトン」さんがコラボ。野沢菜漬専門店が厳選した野沢菜漬の古漬けを使い、カレー専門店が開発したオリジナルレトルトカレーです。
ひき肉には長野県のブランド豚「みゆきポーク」が、ルーには隠し味として「信州味噌」が入っています。メインの野沢菜漬以外の原料にも長野県らしさが感じられるキーマカレーです。
ということで、ご当地カレー感は満載です。
野沢菜漬といえば、チャーハンやパスタなど、アレンジレシピが豊富なイメージですが、カレーとの組み合わせは聞いたことがないですね。一体どんな味になるのでしょうか?
作ってみる
というわけで早速作って食べてみたいと思います。レトルトカレーなので調理は簡単。沸騰させたお湯で4〜6分温めるだけです。(電子レンジでも調理可)
お皿に出すとこんな感じです。キーマカレーと聞くと、ドライカレー寄りのイメージがありますが、こちらはかなり汁気の多いタイプのキーマカレーですね。
一般的なカレーの香りに加えて、どことなく酸っぱい香りもします。
ルーと色が同化しているため分かりにくいですが、ちゃんと野沢菜漬が入っています。
食べてみた感想
サッパリしててうまい!
味わいとしては全体的に酸味が強いカレーですね。甘味や辛味は控えめです。原材料を見てみると、一番最初にトマトが来ています。酸味の正体はコレですね。
この酸味がどことなく野沢菜漬の酸味に似ており、このカレーの味を一言で表すと、野沢菜漬の味がするカレーという感じです。
野沢菜漬自体はよく煮込まれているためか、かなり柔らかく、シャキシャキとした食感はないです。ひき肉も柔らかいので、具の食感はほとんどないですね。
しかし、このカレーの魅力は具の食感ではなく、ルーにあります。
ルーの旨味がものすごいです。酸味の強いカレーと言いましたが、その酸味の中にいくつものいろんな味わいが混ざり合っており、単調ではない、多様な旨味のあるカレーになっています。
野沢菜漬やみゆきポークの旨味がしっかりとルーに溶け込んでいるからなのか、隠し味の信州味噌のおかげなのかは分かりませんが、とにかくうまい。
スーパーで売られているレトルトカレーとは一味も二味も違います。
美味しさはもちろん、食感がほとんどないことと、サッパリとした後味も相まって、まるで飲むようにいくらでも食べられそうです。
あっという間に完食! ごちそうさまでした!!
まとめ
「野沢菜キーマカレー」
原料にも味にもこだわりアリ! 長野県の旨味がたっぷりと凝縮されたカレーでした。
地元の原料にこだわった商品って、原料にこだわるあまり、肝心の味がイマイチになることが多いのですが、このカレーは原料のこだわりと味が両立できていてよかったです。
今回紹介した「野沢菜キーマカレー」は道の駅 花の駅・千曲川のほか、カフェ・ペンティクトンさんの公式サイトでも購入可能です。ご興味のある方は是非一度、食べてみてはいかがでしょうか。
今後も県内のご当地レトルトカレーを定期的に紹介していくのでお楽しみに!
ちなみにカフェ・ペンティクトンさんはただのカレー屋さんではなく、焼きカレーの専門店です。焼きカレーのレトルトカレーもあるとのことなので、そちらもまた機会があれば食べてみたいです。
執筆/オンラインショップあんず