こんにちはオンラインショップあんずです!
今回はりんごジュースの飲み比べを実施! 品種ごとの味の違いを紹介したいと思います。
小布施屋さんのりんごジュース
先日、小布施栗で有名な長野県小布施町の直売所に寄ってみたところ、「小布施屋」さんというところがいろんな種類のりんごジュースを出しており、面白そうだったので何種類か買ってきて飲み比べをしてみることにしました。
というわけで買ってきたのがこちら。
左から秋映、紅玉、ふじ、シナノゴールド、シナノスイートの5種類です。
それぞれ微妙に色合いが違いますね。ちなみに秋映、シナノゴールド、シナノスイートの3つは長野県内で「りんご三兄弟」と呼ばれている品種です。
こんな感じでスタッフ3人で飲み比べをしました。
5種×3人分で、15個もコップが無かったので、足りない分は湯のみで補うことに。違和感がすごいです(笑)
いざ飲み比べ
何の基準もなく飲む順番を決めるのもどうかと思ったので、とりあえず酸味が強い順に飲んでみることに。(小布施屋さんの売り場に味のガイド表が貼られていたのでそれを参考にしました)
紅玉
というわけでこの5種類の中で一番酸味の強い「紅玉」から飲んでみます。
紅玉(こうぎょく)他の品種に比べて小玉で、真っ赤な果皮と酸味の強さが特徴。もっぱらお菓子作りに使われることが多い品種です。
おぉ……飲んだ瞬間、ピリリとした酸味がきます。普段甘いりんごジュースしか飲まないのでなんだか新鮮。
一番驚いたのは”味の濃さ”。一般的なりんごジュースよりもとにかく味が濃いです。なんなら100%ジュースよりも濃く感じます。小布施屋さんのりんごジュースは120%なんでしょうか?
秋映
お次は「秋映」。
秋映(あきばえ)長野県のオリジナル品種のひとつ。「秋に映えるりんご」が名前の由来。やや黒っぽい果皮が特徴で、栽培地域によっては真っ黒になることも。
おぉ〜紅玉よりも甘くなりました。やっぱり続けて飲むと違いがはっきり分かりますね。紅玉よりも酸味が少なくなり、甘味があります。
甘味と言っても、甘ったるい感じではなく、すっきり・さっぱりとした甘さです。
味の濃さとしては紅玉よりも薄いですね。どこか青りんごっぽい味わいです。
シナノゴールド
次は「シナノゴールド」。今回用意した中では唯一黄色のりんごです。
シナノゴールド 長野県のオリジナル品種のひとつ。綺麗な黄金色の果皮が特徴で、甘味と酸味のバランスに優れています。肉質が硬く、他のりんごよりも日持ちすることでも知られています。
うーん……これはなんというか独特な感じです。紅玉や秋映とはまたガラッと変わりましたね。
甘みと酸味のバランスが良く、どちらも楽しめる感じです。味はやや濃いめで、こってりとした感じ。なんだかいい意味でりんごジュースっぽくない味わいでした。変わり種って感じですね。
シナノスイート
次は「シナノスイート」。名前のとおり、甘さが特徴的なりんごです。
シナノスイート 長野県のオリジナル品種のひとつ。酸味がほとんどないため甘味を感じやすく、果汁も豊富なので、そのまま食べるのはもちろん、りんごジュースとしても大人気。
おぉ……甘いです。酸味はほとんどありませんね。なんだかりんごというよりも桃に近くなってきました。桃ジュースだと言われて飲まされたら信じてしまいそう。
このあたりから、人によっては甘ったるく感じるかもしれません。
ふじ
最後は「ふじ」。りんごジュースの大定番です。
ふじ りんごといえばやっぱりコレ。日本で一番栽培されている品種です。とにかく甘味が強くて、蜜も豊富。日本のみならず世界中で広く食されています。
甘い!!
ふじのりんごジュースは飲み慣れているのですが、酸味が強い順に飲んできたからか、いつもより甘く感じます。
そしてやっぱり懐かしい!
この強烈な甘みと後味の酸味。ザ・リンゴジュースといった感じです。今にして思えば、ふじを一番先に基準として飲むべきだったかもしれません。
まさにスタンダード。一般的なりんごジュースでした。
飲み比べてみた感想
どの品種にもそれぞれ良さがありましたが、一番美味しいと思ったのは満場一致で秋映でした。秋映は強すぎない酸味としつこくないすっきりとした甘さで、飲み終わった後の後味がとても良かったです。
ただ、飲み比べをやってみた後で思ったのは、飲み順によって味の感じ方は変わるかもしれないということ。今回は酸味が強い順に飲んでみましたが、逆に甘味が強い順に飲んでいたら結果は変わっていたかもしれません。
他に関係しそうな要素としては、りんごジュースの温度。人の味覚は温度によって感じ方が変わります。酸味はほとんど変化しませんが、甘味はヒトの体温に近い温度の方が強く感じられるそうです。
今回は写真を撮ったりしてるうちにぬるくなってしまったので、その分甘味が強く感じられたのかもしれません。冷えた状態だと甘味はもう少し控えめだったのかもしれないですね。
今回はこの5種類しか買いませんでしたが、小布施屋さんでは他にもつがる、ブラムリー、グラニースミスのりんごジュースもあるそうです。
長野興農さんのりんごジュースも買ってみました
後日立ち寄った別の直売所で、長野興農さんのりんごジュースを見かけたので買ってみました。りんごジュースといえば長野興農というぐらい県内では有名です。
とりあえず、りんご三兄弟の三種を買い、飲み比べてみることに。
シナノゴールド
まずは「シナノゴールド」から。
んん!? 小布施屋さんのシナノゴールドは甘味と酸味は半々ぐらいだったのですが長野興農のシナノゴールドは甘味が強めですね。逆に酸味はあまりないです。
これは面白いですね。やはり同じ品種でもメーカーによって味わいが違います。
シナノスイート
お次は「シナノスイート」。
とても甘く……濃厚で飲みやすく……酸味を感じさせないやわらかな口当たり……これはもう桃ジュースですね。
小布施屋さんのもそうでしたが、やっぱりシナノスイートは桃っぽい!
うーん……なんというかりんごジュースは酸味がなくなるほどりんごっぽさがなくなる気がします。
秋映
最後は「秋映」。
……うまい!!
やっぱりこのぐらい酸味があった方がりんごっぽいですね。
小布施屋さんと同じく長野興農さんも一番美味しいと感じたのは秋映でした。
長野興農さんではこの3種以外に紅玉、サンふじのりんごジュースがあるそうです。
まとめ
りんごジュースは奥が深い!
生産元によって同じ品種でも味わいが微妙に異なるというのがとても面白かったです。使用しているりんごの産地や熟し具合によって甘味と酸味のバランスが変わるのかもしれません。
今回は小布施屋さんと長野興農さんのりんごジュースをいただきましたが、りんごジュースは県内に山ほどあるので、お気に入りのメーカー&品種のりんごジュースを見つけてみるのも面白そうだと思いました。
皆さんも興味がありましたら是非、りんごジュースにこだわってみてはいかがでしょうか。
執筆/オンラインショップあんず