信州そば
父の日にそばを贈る人が多いのはなぜ?
なぜか父の日にそばがよく売れる
当店では5月下旬〜6月上旬にかけて、父の日用としてそばのギフトがよく売れます。
特にAmazonの支店ではギフト用のそばが、1日に30箱近く売れることもあるのですが、うれしい反面、なぜこんなに売れるんだろうと不思議に思っていました。
母の日にはあまり売れないんですけどね。一体なぜ父の日にそばなのか? 調べてみた結果、見えてきた理由を紹介いたします。
理由1 そばは男性的なイメージが強い
20歳以上の男女2,000人を対象に、最も好きなめん類を尋ねた調査結果を見つけました。
↓こちらのサイトによると、そばが好きだと答えた男性は24.3%、女性は18.1%と、男性の方がそば好きの人が多いことが分かります。
性別にみると、男性の方により多く好まれているのは「日本そば」(男性24.3%、女性18.1%)と「ラーメン」(男性37.2%、女性21.4%)であり、反対に女性により多く好まれているのは「うどん」(女性38.5%、男性28.1%)と「スパゲティ」(女性12.7%、男性3.3%)である。
確かに当店でも、そばを購入されるお客さんは男性の方が多いです。比率としては7:3ぐらいの男女比ですね。
ジェンダーレスが叫ばれる昨今、食に男らしさや女らしさを持ち出すことはナンセンスかもしれません。
しかし、あくまでもデータ上では、男性の方がそば好きの人が多いため、そばに男性的なイメージを持つ人も多く、
そのことが、そばが父の日の贈り物に選ばれる理由のひとつになっているのかもしれません。
理由2 人は年齢を重ねるとさっぱりとしたものが好きになる
父の日に贈り物をもらうのは当然、父親なわけですが、子どもから父親に通販で贈り物をする場合、その子供の年齢は最低でも10代後半ぐらいになるかと思います。
小学生の子供が通販で親に贈り物をしたりはしないですよね。
つまり、父の日に通販で贈り物をもらう人は、ある程度の年齢の子供を持つぐらい年を重ねた人なのです。
20代や30代は稀で、40代以上の男性が多いということになります。晩婚化が進む現代ではさらに年齢は上になるかもしれません。
父の日に通販で贈り物をもらうのは40代以上の男性である。これを踏まえたうえで、
↓先ほどの調査結果に、年齢に関するデータもありましたので、ご覧ください。
年齢別にみると、「うどん」と「日本そば」は年代が高くなるにつれて好みの割合が高くなっているが、「ラーメン」と「スパゲティ」は若い年代ほど高くなっている。
人は年齢を重ねるにつれて、肉より魚、ラーメンよりそばといったように、徐々に脂っぽいものから、さっぱりとしたものが好きになる傾向があります。
当店でも、そばを自分用に購入される方は40代以上の方が多く、20代30代のお客さんは稀です。
※当店では以前、ご注文いただいたお客様に性別や年齢に関するアンケートを実施していました。現在は行っておりません。
つまり、男性への贈り物であれば、他にもたくさん選択肢があるのですが、父への贈り物となると、自然と年齢層が高めになり、そばが選択肢に入ってくるのです。
理由3 イメージを元に贈る人も多いのでは?
贈り物をする時、ほとんどの人が「自分が何を贈りたいか」よりも「相手は何をもらったら嬉しいか」を考えると思います。
そこでヒントになるのが、相手の趣味嗜好なのですが、自分の父親が何が好きでどんなことに興味があるのか分からない、という人も意外と多いのではないでしょうか?
ここまで紹介してきた通り、そばは父親のイメージと重なるところが多くあります。
なので、父の日に贈り物をしたいけど、何を贈ったら喜んでもらえるのかが分からないという人にとっては、父親のイメージが強いそばが選択肢にあがるのではないでしょうか。
同じ理由で、日本酒やおつまみなども父親のイメージが強く、選択肢にあがります。反対にスイーツなどは選択肢にはあがりません。
お父さんが甘党だということを知っていれば選択肢にあがりますが、何が好きなのかよく分からないお父さんに、スイーツを贈ろうとは思いませんよね。
理由4 そばは縁起が良い食べ物
実はそばには縁起物としての側面もあります。
そばは他の麺類と比べて切れやすいことから、厄災や悪縁を切るということで、江戸時代には「福そば」「ハレのそば」などと呼ばれ、縁起が良い食べ物として親しまれていました。
現在でもその名残りとして、「年越しそば」や「引越しそば」など、行事や節目などでそばが食べられています。
また、そばは細く長くのびることから「家運や寿命をのばす」と言われたり、「長く"そば"にいてほしい」という言葉遊びもあります。
これを知っていて、いつまでも元気で長生きしてほしいと、父の日にそばを贈る人も多いのかもしれません。
当店では父の日についで、敬老の日にもそばギフトのご注文を多くいただきます。そばに長寿や健康的なイメージを持つ人は、意外と多いのかもしれませんね。
その他の理由
リピーターの存在
当店では父の日が近づくたびに、毎年同じそばを同じ人宛に注文される方が何人かいらっしゃいます。
父親が「あのそば美味かったから、また送ってくれよ」と、そばを気に入ってくれたため、毎年父の日には、あのおそばを贈ろう。
というパターンになっているのかもしれません。物だと、毎年同じものをもらっても困りますが、食べ物ならアリですね。
そばは贈り物感がある
例えば、ラーメン好きのお父さんに、父の日だからといってラーメンを贈るの、少し抵抗がないでしょうか?
ラーメンが贈り物としてダメだというわけではありません。ラーメンをもらって嬉しいお父さんもいると思います。
しかし、贈り物を贈る側の気持ちとして、贈り物はできるだけ"贈り物感があるもの"を贈りたいのです。
贈り物感があるものとは、高級感であったり、品質が良いものであったり、珍しいものであったりと、ひとことで定義することは難しいのですが、
価格や品質などの付加要素を除いたうえで、純粋にラーメンとそばを比較した場合、ラーメンよりもそばの方が贈り物感があるのです。
もちろんそば以外にも贈り物感のあるものはたくさんありますが、贈り物感はそばが選ばれる理由のひとつになっているのではないでしょうか。
大手ECモールでもそばは人気
楽天の父の日ギフト特集ページを見てみると、食べ物ギフトの項目で、お酒やうなぎなどと並び、そばがピックアップされているんです。
そばが父の日の贈り物の選択肢のひとつというのは、当店に限った話ではなく、世間一般的に広く浸透しているみたいです。
そばに父親のイメージがあるのは間違いないみたいですね。
そもそもそば好きの男性は多い
ここまでイメージがイメージが〜と言ってきましたが、前述した調査結果にもある通り、実際にそばが好きな男性は多いのです。
お父さんがそば好きだということを知っていて、「父の日に美味しいおそばを贈ってあげよう!」という人も多いのではないでしょうか。
まとめ
今回はなぜ父の日にそばを贈る人が多いのか、その理由を調査してみました。
改めて理由を調べてみると、たしかにそばは父の日の贈り物にピッタリなのかもしれません。
毎年父の日が近づくたびに、何を贈ればいいか悩むという方、今年はおそばを送ってみてはいかがでしょうか?
当店では、そば好きの方にはもちろん、普段そばを食べない方やそばにこだわりのある方にも満足していただけるそばギフトを多数揃えておりますので、ぜひ一度ご覧ください。
ご贈答向けのそばはこちらからどうぞ。
毎年5月下旬から6月上旬にかけて、父の日ギフトキャンペーンも行なっています。
※そばを贈る際、そばアレルギーの存在には注意が必要です。自分の父であればご存知だと思いますが、義父にそばを贈る場合は事前に妻や夫にお義父さんがそばアレルギーでないか聞いておくと安心ですね。