そばのアレンジレシピ
そばのアレンジレシピ一覧
そばラーメンを作る!ラーメンスープはそばつゆのかわりになるのか?
そばの麺でラーメンを作る
たまには変わったそばの食べ方をしてみようと思い、ラーメンの麺をそばに置き換えた「そばラーメン」を作ってみることに。
というわけで、スーパーでチャーシュー&メンマとラーメンスープ(煮干し系の醤油味)を購入。
そばっぽさを出すためにネギも用意しました。
そばには当店で販売している「本十割生そば」を使います。
そば粉100%の十割そばの方が、ラーメンの麺との違いが色濃く出るはずです。
調理はとても簡単。冷水で締めた十割そばをラーメンスープに投入し、具材を乗せれば完成です。
食べてみた感想
「うん、普通においしい」
でも、あえてラーメンの麺をそばに変える意味はないかな……という感じです。
しかし、通常のそばとは味がガラッと変わったのは事実。もう少し工夫すれば新しい何かが生まれそうな可能性は感じました。
ラーメンスープの種類や食べ方など、まだまだ検討できることは多そうです。
そば×ラーメンスープ再び
後日、「そばラーメン」のリベンジを決行。
いろんな味のそばラーメンを模索するため、近所のスーパーでラーメンスープをあるだけ買ってきました。
その数なんと12種類! 専用のコーナーがあり、かなりの数が売られていました。
価格はピンキリで、80円ぐらいのものから、200円以上するものまでありました。
「スープだけで200円もするなら、普通にカップ麺が買えるじゃないか!」とも思いましたが、実はカップ麺の原料の中でも一番高いのはスープなんですよね。単品のラーメンスープは、カップ麺のスープよりもこだわって作られているみたいなので、この価格は妥当なのでしょう。
と、買ってきたのはいいのですが、一度にこんな量の食べ比べはできないので、とりあえず3種類だけやってみたいと思います。
前回使った煮干しと、とんこつ醤油と鶏がら醤油の、3種類の醤油系ラーメンスープを食べ比べてみます。
前回同様、そばには十割そばを採用。今回はざるそばにして、つけ麺感覚で食べてみたいと思います。
「ラーメンスープはそばつゆのかわりになるのか?」という実験です。
鶏がら醤油そば
一番手は鶏がら醤油。ゆでたてのそばを熱々のスープにつけていただきます。
一口食べてみたところ……
これはひどい。鶏がら醤油、そばには全く合いません。
スープだけ飲むと普通に美味しいです。しかし、そばと一緒にすすると、
そばと鶏がらの味と香りがお互いに邪魔をして、ぼやぼやとした味わいになってしまいます。
さっぱりとしたそばの麺に対して、油っぽいスープがミスマッチ。シンプルに美味しくないです。
残念ですがこれはナシですね。
とんこつ醤油そば
お次はとんこつ醤油。
おぉ、これは普通に美味しい! 鶏がらほど油っぽさはなく、スープとそばが喧嘩している感じもありません。
しかし残念なことに、これはそばが豚骨に負けてしまっています。
味は確かに美味しいのですが、そばの味や風味は飛んでしまっていますね。
まんま豚骨ラーメンという感じで、そば感はありません。
それでも鶏がら醤油よりは、かなり美味しくいただけました。
煮干しそば
ラストは煮干しです。
美味しいし、そばに合う!
普通に醤油だしのそばつゆっぽい感じで、ラーメンスープでそばを食べているという違和感がありません。
鶏がらや豚骨と比べたら、煮干しがダントツで美味しいです。普通にこれで1食、食べられます。
また、前回はかけそばで食べたのですが、ざるそば(つけ麺)の方が、そばの味や香りが感じられて、より美味しいです!
煮干しのラーメンスープは油っ気が少なく、魚介系の味と香りで、そばつゆに近いので、そばと合うのかもしれませんね。
まとめ
ラーメンスープはそばつゆのかわりになる!
魚介系で油っ気が少ないラーメンスープが、そばラーメンには合うことがわかりました。
できるだけそばつゆに近いスープがいいということですね。じゃあそばつゆでいいのでは?
そばラーメン、思っていたよりも美味しくいただけたので、そばの食べ方のひとつとしてオススメです!
いつもとは少し変わったそばを食べたいという方は是非お試しあれ!
後日、残りのスープも試してみたところ、やはり鯛だしやあさりなどの魚介系スープは、そばとの相性が良かったです。魚介系以外では、白湯スープが意外とアリでした。好みの問題もあると思いますので、皆さんも自分好みのラーメンスープを探してみてはいかがでしょうか。
おまけ
ちなみに長野県内には、そばラーメンを出しているお店もあります。
チャーシューや味玉が乗っており、パッと見はラーメンに見えますが、麺にはそばが使われています。
そばラーメン、ただの面白料理かと思いきや、実際に出しているお店もあるので、もしかすると今後流行るかもしれません。
2024年1月、日清食品さんから「ラーメンスープと天ぷらそば」を組み合わせたカップ麺「日清のどん兵衛 特盛 ラーメンスープの!? 天ぷらそば」が新たに販売されました。本当にそばラーメンが流行ってきているのかもしれません。
当店では、そば本来の味を追求した、本場信州のおそばを販売しております。興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
そばつゆにラー油をぶちまける!「ラーそば」を作ってみました
ラーそばを食べたい
そばとラー油を組み合わせた料理「ラーそば」。
ちまたで人気が高まっているラーそばですが、食べられるおそば屋さんは限られており、
日清食品さんからラーそばのカップ麺も出ていますが、売っているのを見たことがありません。
しかし、ふと思いました。
「ラーそば」は家で簡単に作れるのでは……?
というわけで作って食べてみることに!
ラーそばを作ってみる
そんなわけで買ってきました。
「桃屋のしびれと辛さががっつり効いた麻辣香油」
普通のラー油でもよかったのですが、食べるラー油の方が具沢山な感じでそばとよく絡むんじゃないかと思ったので、こちらにしました。
今回はこれをそばつゆに入れて、つけ麺風のラーそばを作りたいと思います。
ちなみにパッケージ裏には、食べ方の紹介が書いてありました。
「麻婆豆腐/焼き餃子/水餃子/ラーメン/炒飯/ごはん/冷しゃぶ/から揚げ/鍋の薬味/冷奴」に合うそうです。
さすがに「そば」は書いてありませんね。
食べるラー油をお皿に出してみました。血の池地獄みたいな見た目でとても辛そうです。
一口食べてみると、確かに辛い! 口に入れた瞬間はむしろ甘みを感じるのですが、3秒後ぐらいにピリッとした辛さが来ます。
唐辛子に加えて砂糖もかなり入っているので、味は「甘辛」です。果たしてこれはそばつゆと合うのか……?
そばは食べるラー油とよく絡むように、細麺のものを用意。
そばつゆは「ミツカンの追いがつおつゆ濃縮2倍」を使います。
まずは普通にそばつゆを作り、
食べるラー油を投入!
ゆでたてのそばを入れていただきます!
つけ麺風ラーそば、お味の方はいかに……!
食べてみた感想
おそるおそる口に入れてみると……
辛っ……くない!!
むしろ甘い……!?
先ほど食べるラー油を食べた時に感じた甘さが、そばつゆと合わさってめちゃくちゃ甘くなっています。
これはそばつゆとは思えない甘さ。
「ミツカンの追いがつおつゆ」が甘口のつゆなので、それに引っ張られて余計に甘くなってしまったようです。
しかし甘さに慣れてくると、これはこれでアリという感じに。
確かに甘みが強いですが、ちゃんと後から辛さも来るのでラーそば感もバッチリです。
味わいとしてはそばから一気にラーメン風になりました。
↑以前作った「そばラーメン」と少し似ています。
ただのラー油ではなく、食べるラー油にしたのは正解でした。
フライドガーリックのザクザク感がとても良いアクセントになっていて、飽きのこない美味しさです。
ここに白髪ねぎや白ゴマを入れて、さらに食感を増やしてみるのも良さそうです。
思いつきでなんとなく作ってみたラーそばですが、とても美味しくいただくことができました!
後日、辛口のそばつゆでラーそばを作ってみたところ、甘さ控えめで辛味のある味わいになりました。辛いラーそばを味わいたい方はそばつゆも辛口にしましょう。
まとめ
ラーそばは家でも作れて美味しい!
そばつゆにラー油を入れるだけで、いつものそばとは違う味わいを楽しめるので、
普通のそばに飽きて、ちょっと変わったそばを食べたい時にオススメです!
今回はそばつゆにラー油を入れてみましたが、「ぶっかけそば」や「そばパスタ」にもラー油は合うと思います。
皆様も是非、機会がありましたらラーそばをご家庭で作ってみてはいかがでしょうか。
2022/9/8放送のTBS『KAT-TUNの食宝ゲッットゥーン』にて、この記事の画像をそば×ラー油ブームのイメージ画像としてお使いいただきました。ラーそばはどんどん流行ってきているみたいです。
当店では、そば本来の味を追求した、本場信州のおそばを販売しております。興味のある方はぜひ一度ご覧ください。
サバタケ汁のアレンジレシピ?「サバタケそば」を作ってみました!
こんにちはオンラインショップあんずです。
今回は長野県の郷土料理「サバタケ汁」と「そば」を組み合わせた「サバタケそば」という料理をご紹介いたします。
サバタケ汁とそばで「サバタケそば」
長野県では根曲がり竹が採れる5月〜6月頃にかけて、根曲がり竹と鯖缶の味噌汁、通称「サバタケ汁」がよく食べられています。
根曲がり竹のシャキシャキとした食感と、鯖缶が入ってコクの出た味噌汁の味わいはクセになる美味しさです。
何度かテレビで紹介されたこともあり、徐々に全国的な知名度も上がってきているサバタケ汁ですが、
以前、長野県山ノ内町の「道の駅 北信州やまのうち」に立ち寄った際、なんとこのサバタケ汁に、
同じく長野県名物のそばを入れた「サバタケそば」なるものが食堂で売られていたのです!
土日祝日限定メニューだったので、その時は食べられなかったのですが……よく考えたら自分でも作れるのでは? と思い当たり、「サバタケそば」を自作して食べてみることにしました。
サバタケそばを作る
「道の駅 北信州やまのうち」のサバタケそばは、かけそばだったのですが、味が濃いサバタケ汁にした方がそばに合う気がしたので、今回はつけ麺風に作ってみます。
材料
まずは主役の根曲がり竹。県内でも買える場所が限られ、入手困難なのですが、運良く近所の直売所で買うことができました。
鯖缶はスーパーで購入。味噌は当店でも販売している「有機玄米味噌(赤)」を使います。
サバタケ汁の具材には、玉ねぎや卵が加わる場合もあるのですが、今回はそばとの相性も考え、シンプルに根曲がり竹と鯖缶だけで作りたいと思います。
そばは、せっかくならいいものをということで、当店でも販売している「信州戸隠そば(ST-48)」を使うことに。
農林水産大臣賞を受賞した、キリリとした歯切れの良さが特徴的な細麺のそばです。
調理開始
ゆでて皮を剥いた根曲がり竹を、
食べやすい大きさにカット。
サバタケ汁を作る場合、根曲がり竹の大きさはお好みでいいのですが、今回はそばに絡むように小さめにカットしました。
根曲がり竹のゆで汁に鯖缶を汁ごと入れ、
根曲がり竹と味噌も投入し、味を調えたら……
「サバタケ汁」の 完成です!
今回はつけ汁として使うので、味噌を多めに入れて、濃いめの味付けにしてみました。
サバタケ+そばつゆ
具材が少し余ったので、つけ汁をもうひとつ思いつきで作ることに。
そばつゆに根曲がり竹と鯖缶を入れてみました。
サバタケ+そばつゆで「サバタケつゆ」と言ったところでしょうか。
味噌ベースのサバタケ汁と違い、こちらは醤油ベース。せっかくなのでそれぞれ食べ比べてみようと思います。
サバタケそばを食べてみた感想
サバタケそば(味噌)
……おぉ! これはなかなかイケます!
そばを味噌系のつゆで食べたことはなかったのですが、普通に美味しいです!
正直、味噌汁の中にそばを入れても美味しくはないだろうなと思っていたのですが、
濃いめの味付けにしたのが良かったのか、いつものめんつゆが塩気そのままに味噌味になったという感じで、全然違和感がありませんでした。
味噌つゆで食べるそばも全然アリですね。新鮮なのにどこか懐かしいお味で、食べていてなんだかほっとします。
肝心のサバタケもそばと相性抜群! 単調になりがちなそばの食感ですが、根曲がり竹のコリコリとした食感がいいアクセントになっており、飽きが来ません。
鯖は具として美味しいのはもちろんのこと。鯖が入ることで、鯖の出汁と脂で味噌汁の味に深みが出ており、そばを引き立てる味になっていました。
後日、ただの味噌汁にそばを入れて食べてみましたが、全然美味しくありませんでした。やはり鯖がないとダメですね。
そばを食べ終わった後は、サバタケ汁をそば湯で割ってちょうどよい濃さにしていただきました。こちらも美味しかったです♪
サバタケそば(醤油)
サバタケつゆの方は予想通りの味でした。そばつゆの味はそのままに、サバタケが入った具沢山そばつゆといった感じで、とても美味しかったです!
こちらも鯖缶のおかげで、そばつゆの味に一層深みが出ていました。
普通のそばつゆに飽きた時の味変にいいかもしれませんね。
根曲がり竹は小さく切ったつもりでしたが、そばにはうまく絡まなかったです。箸で掴んで食べてもいいのですが、ネギやミョウガのような感じでより細かく刻めば、そばと一緒に食べられるかもしれません。
まとめ
「サバタケそば」
いつものそばとは一味違う味わいで、とても美味しかったです。大満足の一品でした!
サバタケ汁とそば、長野県の名物同士で美味しいものが出来上がるのって、なんかいいですよね。
使う味噌やそばつゆによってかなり味が左右されるとは思いますが、根曲がり竹・鯖缶とそばとの相性はとてもよかったです。
根曲がり竹を細いたけのこで代用すれば季節を問わず、簡単に作ることができますので、
興味の湧いた方は是非ご家庭で作って、味わってみてください。オススメです!
「サバタケそば」をかけそばとして作る場合は、ゆでた後水洗いしたそばに、煮立たせたサバタケ汁をかけましょう。そばをサバタケ汁と一緒に煮込んでしまうと、そばが切れてしまいます。(十割そばだと特に切れやすいので注意)
当店では、そば本来の味を追求した、本場信州のおそばを販売しております。興味のある方はぜひ一度ご覧ください。