ニンニク醤油が食欲をそそる長野県名物「山賊焼」

長野県のお盆の風習「かんば焼き」

白樺 長野のこと

かんばとは?

お盆の風物詩でもある「迎え火」と「送り火」。一般的には「おがら(麻ガラ)」を使うようですが長野県、特に北信の方では、「カンバ」と呼ばれる白樺(しらかば)の皮を干したものを使います。※ちなみに白樺は長野県の県木です。

かんば
かんばを開いた様子

このカンバ、火をつけると真っ黒な煙を出しながらメラメラと燃えあがります。毎年この煙の色と匂いを嗅ぐと、お盆が来たなぁと思います。

かんばは主にお墓の前と家の玄関の前で燃やします。かんばの灯りでお墓から家までの道筋をご先祖様に示すわけですね。

迎え盆の時は「じぃ〜さんもばぁ〜さんも、このあかりで〜お〜いでおいで」と歌いながらかんばを燃やし、送り盆の時は「じぃ〜さんもばぁ〜さんも、このあかりで〜おかえりおかえり」と歌いながら燃やします。

他にも長野県ではお盆に天ぷらやおやきを食べたりといった風習もあります。同じ行事ひとつとっても、地域ごとの特色が出て面白いなぁと思いました。


執筆/オンラインショップあんず